日本マクドナルドの藤田田さんが書いた「ユダヤの商法」をご存知でしょうか?
お金儲けが大得意なユダヤ人の、商売の考え方、原理原則が書かれたもので
ソフトバンクの孫正義会長さんやUNIQLOの柳井正会長が、青年期に読んでいたという
経営者のバイブルになっている名著です。
それなのに、平成になる前に絶版になり、古本市場で、2万円の高値で取引されていたということ。
復刊を求める声が多く、版元のKKベストセラーズが2019年に復刊しました。
シリーズ累計310刷101万部というから驚き。
(だったら何でもっと早く復刊しないのか(笑))
本の総合的な解説は、YOUTUBERのアバタローさんにお任せするとして、
私が一番共感した部分がここになります。
日本人は金儲けをする時にも、金の氏素性(うじすじょう)についてやかましい。水商売とか、連れ込みホテルなどからあがる金は「きたない金」、コツコツ働いて不当に安く支払われた労賃は「きれいな金」というふうに区別したがる。私にいわせるなら、これほどナンセンスな考え方はない。
ラーメン屋の金に、「この金はラーメン屋をして儲けた金です」とは、決して買いてはない。
バーのマダムの財布の中の千円札にも「これは酔客からふんだくった金です」とは書かれてはいない。金には、氏素性ももついてはいない。つまり、金に「きたない金」はないのだ。
今、ネットでは持続化給付金業務が、電通に流れていたことが問題視されており、
その入札にも不可解な点があると大騒ぎになっています。
ネットは大激怒。コロナ「持続化給付金」769億円の不可解な入札
要は、みんなに配られる税金が、不透明な、政府の恣意的な
判断で使われていることに納得いかないということでしょう。
でも、このニュースを見た時には、こう思いました。

でも、世の中、そんなもんじゃね?
そもそも、この膨大な金額の給付金業務は、役所で自前でやるのは無理です。
結局、どこかの民間に委託しなきゃできないことは目に見えていますし、
そして「入札」も、(怪しいとは言え)一応ちゃんとやっています。
つまり、このコロナ禍で、電通が、ちゃっかり儲けること自体が許せない!
それも、政治の介入が見え隠れする。
何か、証拠はないけど、きたないやり方見える!
ということなのでしょう。
政府から受託できるように、幽霊会社を作ってうまーく受託する。
そこには、役員を天下りさせておく。
左から右に、仕事を受け流す。額に汗かかずに大金ゲット。
これが金儲けです。
どんなに「汚い!」と言われようが、
「短時間に、金を儲けるためのスキームを考えたやつ」が結局勝ちなわけです・・・
こういうニュースが話題になっていたら・・・

まぁ、お金に「きれいな金」も「きたない金」もないかならなぁ。
コロナ禍のどさくさで、トンネル会社つくって、ちゃっかり上澄みをはねる。
ずる賢いけど、勝ちだよね。まるで「ユダヤの商法」だわ(笑)
と、こんなコメントで、大人の余裕と深みを出すのもイイかと思いました(笑)
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