【書評】電通さん、タイヤ売りたいので雪降らせてよ。~ 不可能を可能にする“すごい手口”公開します。

ブログ引っ越しから、記念すべき一発目の書評。
どの本を選ぼうか色々考えましたが、

まずは、自分の本をレビューすることにしましたw

電通さん、タイヤ売りたいので雪降らせてよ。

タイトルの由来 「電通さん、タイヤ売りたいので雪降らせてよ。」

いま、見返してみても、本当に凄いタイトルだと思います。

タイトルの意味がわからないという人もいると思うので説明すると、

私がタイヤメーカーのクライアントに、冬タイヤの販促についてのヒアリングに行った際、

クライアント
クライアント

とにかく雪が降れば、冬タイヤは売れるのよ。
電通さんが雪を降らせてくれたら、仕事全部出しますよ(笑)

と言われてしまったのが発端です。

スタッドレスタイヤ(冬季専用タイヤ)の売り上げは、いかに早い時期に降雪が始まるかで大きく左右されます。クライアントは広告や販促なんか、タイヤの売上にはあまり関係がないと思っている。それよりも、早い時期に降雪があれば、その年の売上は爆増することがわかっている。だから・・・

クライアント
クライアント

「不可能を可能にする」電通さんなんだから、
雪だって降らせられるでしょ?

と、ムチャぶりをされてしまったのです。

このエピソードを原稿で書いたところ。編集者の種岡さん(当時大和書房、現ダイヤモンド社)が、

「このエピソードが面白すぎるので、これをタイトルにして、頭に持ってきましょう!」

と凄いアイデアをくれたのです。

実は「買い手」のための本?

この本は、「マーケティングの本」に属するのですが、
他のマーケティング本とは性格が異なっています。

「どうやって売るか?」という「売り手」目線の本ではなく、
「いかに、買わないで済ませるか?」という「買い手」目線の本にしています。

それもそのはず、当初のタイトル案は、
「あれ?もしかして買わされた?」
というものでした。

「売り手」は、あの手この手で、消費者にモノやサービスを買わせようとしています。
それは時に「消費者心理をたくみに捉えた、姑息な手段」だったりするわけです。

そこで、売り手側(広告会社)にいる私が、
売り手が仕込んだ秘密を大暴露してしまおう!
と考えたのです。

今思えば、かなりスリリングな(笑)

 

実際、Amazonのレビューでは、「そっか!これで買わされていたんだ!」というような感想を言ってくれる方も数多くいました。

あと、実際に、読むと「節約」できるかもしれません。
本当に、「ムダな買物」がなくなるので(笑)

ビール片手に読める、ストーリー形式の本

この本には、34の「買わせるメソッド」が収録されています。

34の「買わせるメソッド」を大暴露!

 

小説のように、大きなストーリーを語り、その中でメソッドを紹介していくスタイルにしています。

おかげさまで、「何だか、小説を読んだみたいな読後感」

という感想もいただきました。嬉しいです!

とにかく平易な文章で書くことを考えました。
「ビール片手に読めるマーケティングの本」というのがコンセプトです。

たくさん紹介していただきました!

おかげさまで、多くの本に、紹介していただきました!
下記にリンクを貼っておくので、読んでいただければどんな本かわかると思います。

特に上の二つは、内容をそのまま転載しているので、オススメです。

"上から目線"のモツ焼き屋が愛されるワケ "お客様は神様"の時代は終わった:PRESIDENT Online - プレジデント
プレジデントオンライン@Pre_Onlineさんから

日本酒が飲めないのに「だし割り」を試飲。「インスタ女子」の行動が意味するもの|ライフハッカー[日本版]
ライフハッカージャパン@lifehackerjapan

定番化する「恐怖マーケティング」…広告離れの消費者にモノを買わせる電通テクニック
ダヴィンチニュース

『電通さん、タイヤ売りたいので雪降らせてよ。』
ダイヤモンドオンライン

 

後にも先にも絶対に出てこない本

今思い出しても、この本を出すのは、本当に「雪を降らせるより」も大変でした。

あまり、詳しくは書けませんが、一旦決まった発売日が、6ヵ月も後にズレてしまうという大事件が発生し、編集者、出版社には多大なご迷惑をおかけしました。

そのかいもあり、発売即重版がかかる。各書店で1位になるなどの成果も残せました。

GAFAを抜いて一位を獲得!(瞬間風速的だけど)

 

自分でいうのもなんですが、後にも先にも、このような本は出てこないかと思います。

よければ、一度手に取ってみてください。ではでは(^^)/

 

 

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